診療案内

腰椎分離症の治療について

腰椎分離症(椎間関節突起間部骨折)について

腰椎分離症は、成長期にスポーツをやっている方の腰痛の原因として最も頻度の高い疾患です。原因としては運動中の過度の負荷にともなう疲労骨折と考えられています。ただし先天性のものや、スポーツをされてない学生さんでも起こることがありますので、その他の要因で起こっているケースも一定数はあると思われます。

早期の治療介入すれば治癒出来ることも多いですが一旦分離症が完成してしまうと成人期になって腰痛の原因となることがあります。特に分離すべり症といって、腰のずれにつながって下肢痛などの神経症状出てくる場合があり将来的に固定手術を必要とする可能性があります。
早期に発見できた場合は硬性コルセットによる骨癒合を目指す治療を行います。分離症として既に完成してしまっている場合は骨癒合が得られませんので、疼痛緩和のための対症療法とリハビリテーションを行っていきます。