診療案内

思春期特発性側弯症

思春期特発性側弯症について

側弯症とは成長期に背骨がねじれて曲がってしまう骨格のお病気です。一時的な曲がりのもの(非構築性)もありますが、80%~90%は特定の原因が無いために特発性側弯症と呼ばれているものです。特発性側弯症では、思春期の小学校高学年から中学生の女子に発症することが多く思春期特発性側弯症と言われます。側弯の程度はX線で計測する角度で簡易的に表現しますが、軽度側弯(20°未満)の場合には定期的に経過を観察して、進行を見逃さないようにします。中等度側弯(25°〜40°)の場合には、アンダーアームブレースなどのコルセットによる矯正治療が行なわれます。高度側弯(45°以上、胸腰椎側弯・腰椎側弯の場合は40°以上)の場合には、手術療法が必要になります。学校検診で指摘された際には整形外科にてX線撮影での評価が必要です。